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家庭用発電機の選び方|出力・騒音・燃料タイプ別に徹底解説

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発電機を初めて購入する方にとって、どの機種を選べばいいのか迷うのは当然です。価格も数万円から数十万円まで幅広く、メーカーや機能もさまざま。「とりあえず安いものを」と適当に選んでしまうと、実際に使いたい機器が動かなかったり、騒音トラブルになったりする可能性があります。

この記事では、発電機選びで失敗しないための重要なポイントを分かりやすく解説します。

記事を書いている人
谷口太朗

発電機ナビ編集長。谷口商会合同会社代表社員。元自衛官で、自衛隊時代には演習のたびに発電機を使用。その後、農機具ECサイトを運営した経験があり、発電機も販売。これらの経験をもとに、ネット上に散らばっている発電機のオトク情報をまとめています。

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発電機選びで最も重要な3つのポイント

発電機を選ぶ際、必ずチェックすべきなのが以下の3点です。

  1. 出力(どれだけの電力を使えるか)
  2. 騒音レベル(どれくらいの音が出るか)
  3. 燃料タイプ(何を燃料にするか)

これらを理解せずに購入すると、使用目的に合わない機種を選んでしまう恐れがあります。順番に見ていきましょう。

出力で選ぶ

発電機の出力は「kVA(キロボルトアンペア)」や「kW(キロワット)」で表示されています。簡単に言えば、「どれだけの電力を供給できるか」を示す数値です。

例えば、0.9kVAの発電機なら約900Wの電力を供給できます。使いたい機器の消費電力がこれを超えると、発電機が動作しない、または機器が故障する可能性があります。

そしてどのくらいの出力の発電機を購入するか判断するためには、使用する機器の消費電力を知っておくことが大切です。

  • スマートフォン充電:10W程度
  • ノートパソコン:50〜100W程度
  • 電気毛布:50〜80W程度
  • 扇風機:30〜50W程度
  • LED照明:10〜20W程度
  • 電気ポット:800〜1200W程度
  • ホットプレート:1000〜1400W程度
  • 電子レンジ:500〜1500W程度
  • エアコン:500〜2000W程度
  • 冷蔵庫:100〜500W程度(起動時はさらに大きい)

とくに注意したいのが、モーター類を使用する機器です。冷蔵庫やエアコンなどは、起動時に通常運転時の数倍の電力を必要とします。これを「起動電力」と呼びます。

つまり発電機を選ぶ際は、同時に使いたい機器の消費電力を合計し、さらに余裕を持たせるのが基本です。

例:キャンプでの使用

  • LED照明(15W)
  • スマホ充電(10W×2台=20W)
  • ノートPC(80W)
  • 電気毛布(70W)

合計185Wなので、0.9kVA(900W)の小型発電機でも十分です。

例:災害時の最低限の生活維持

  • 冷蔵庫(起動電力含め1000W相当)
  • LED照明(20W)
  • スマホ充電(20W)

この場合、1.5〜2.0kVA以上の発電機が必要になります。

出力別おすすめ用途

  • 0.9〜1.0kVA:キャンプ、アウトドア、スマホ・PC充電
  • 1.5〜2.0kVA:災害時の最低限の電源確保、小型家電の使用
  • 2.5〜3.0kVA:複数の家電を同時使用、DIY・電動工具

発電機ナビで紹介している機種では、ホンダのEU9iが0.9kVAの小型モデル、ヤマハのEF2500iが2.5kVAの中型モデルです。

騒音レベルで選ぶ

発電機は動作中にエンジン音が発生します。そして住宅地での使用やキャンプ場では、周囲への配慮が必要です。深夜や早朝に大きな音を出すと、トラブルの原因になります。

そのため、なるべく運転音が小さな機種を選ぶのも選択肢の一つです。

騒音は「dB(デシベル)」という単位で表されます。一般的な目安は次のとおりです。

  • 50dB:静かな事務所、エアコンの室外機程度
  • 60dB:普通の会話、掃除機程度
  • 70dB:騒がしい事務所、セミの鳴き声程度
  • 80dB以上:電車内、交通量の多い道路程度

住宅地やキャンプ場で使うなら、60dB以下の機種が望ましいでしょう。

ちなみに静音性を重視するなら、インバーター発電機がおすすめです。従来のスタンダード発電機に比べて、エンジン回転数を負荷に応じて自動調整するため、騒音を抑えられます。

例えば、ホンダのEU9i entryのようなインバーター発電機は、比較的静かな動作音が特徴です。

  • 設置場所を工夫する:壁や障害物から離す、吸音材を敷く
  • 使用時間帯を考慮する:深夜・早朝の使用を避ける
  • エコモード機能を使う:負荷が少ないときは自動的に回転数を下げる

燃料タイプで選ぶ

発電機によって、使用燃料は異なります。代表的なのはガソリン・カセットガス・LPガスです。

ガソリン式は最も一般的なタイプです。ホームセンターやガソリンスタンドで燃料を入手できます。

ガソリン式発電機のメリット

  • 燃料が入手しやすい
  • 長時間の連続運転が可能
  • 機種の選択肢が豊富

ガソリン式発電機のデメリット

  • 燃料の保管に注意が必要(劣化する)
  • 携行缶での運搬が必要
  • 災害時にガソリンスタンドが営業していない可能性

ガソリン式発電機が向いている人

  • 定期的に使用する人
  • 長時間運転したい人
  • DIYや電動工具での使用

工進のGV-16iヤマハのEF2500iなど、多くの機種がガソリン式です。

一方、カセットコンロ用のボンベやLPガスを使用するタイプの発電機もあります。

ガス式発電機のメリット

  • 燃料の保管が簡単(長期保存可能)
  • スーパーやコンビニで購入できる
  • 災害時にも入手しやすい
  • クリーンな排気

ガス式発電機のデメリット

  • ランニングコストがやや高い
  • 寒冷地では出力が下がる場合がある
  • ガソリン式に比べて機種が少ない

ガス式発電機が向いている人

  • 災害時の備えとして保管したい人
  • たまにしか使わない人
  • 室内に近い場所で使用する人

ホンダのEU9iGB(エネポ)がカセットガス式の代表的な機種です。EENOURのGS2200iD-Bのように、ガソリンとカセットガスの両方が使える機種もあります。

どの燃料タイプを選ぶべき?

  • 定期的に使う→ガソリン式
  • 災害備蓄用→カセットガス式・LPガス式
  • 使用頻度が不定期→カセットガス式
  • 長時間運転→ガソリン式

その他のチェックポイント

その他のチェックポイントとしては、次のような例が挙げられます。

  • インバーター機能の有無
  • 重量と持ち運びやすさ
  • 連続運転時間
  • 保証とアフターサービス

インバーター機能の有無

インバーター発電機は、電圧と周波数が安定した「きれいな電気」を供給します。パソコンやスマートフォン、精密機器を使う場合は、インバーター発電機を選ぶべきです。

スタンダード発電機は、照明や単純な電熱器具などには問題ありませんが、精密機器には適しません。

重量と持ち運びやすさ

キャンプや車中泊で使用する場合、重量は重要です。小型のインバーター発電機なら10〜15kg程度で、女性でも持ち運べます。一方、大型の機種は50kg以上になることもあります。

取っ手の形状やタイヤの有無もチェックしましょう。

連続運転時間

タンク容量とエコモードの有無によって、連続運転時間が変わります。災害時の長時間使用を想定するなら、連続運転時間が長い機種を選びましょう。

保証とアフターサービス

ホンダやヤマハなどの国内有名メーカーは、保証やサポート体制が充実しています。初めて発電機を購入する方は、サポートが手厚いメーカーを選ぶと安心です。

【用途別】どのような発電機を選ぶべき?

それでは用途別に、どのような発電機を選ぶべきか見ていきましょう。

キャンプ・アウトドア

  • 出力:0.9〜1.6kVA
  • 騒音:60dB以下
  • 燃料:ガソリンまたはカセットガス
  • 重量:軽量・コンパクト

災害・停電対策

  • 出力:1.5〜2.5kVA以上
  • 騒音:できるだけ静か
  • 燃料:カセットガス推奨(長期保管可能)
  • 連続運転時間:長めが望ましい

DIY・電動工具

  • 出力:2.0kVA以上
  • 燃料:ガソリン式
  • インバーター:不要(工具による)
  • 連続運転時間:作業時間に応じて

自分の使い方に合った発電機を選ぼう

発電機選びで失敗しないためには、以下の順番で検討しましょう。

  1. 使用目的を明確にする(キャンプ、災害対策、DIYなど)
  2. 必要な出力を計算する(使いたい機器の消費電力)
  3. 使用環境を考慮する(騒音への配慮が必要か)
  4. 燃料タイプを決める(使用頻度と保管方法)
  5. 予算と機能のバランスを取る

当サイトでは、ホンダ、ヤマハ、工進、EENOURなどの主要メーカーの発電機を詳しく紹介しています。気になる機種があれば、ぜひ個別の記事もチェックしてみてください。

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